堤義明も堤清二も堤康弘もみんな同じ穴のムジナ。

【概況】
 天気晴れ、体重66.1㎏。
 今日は、西武鉄道グループの中核企業コクドの株式について、堤義明・コクド前会長の兄である堤清二氏と親族2人が、株の持ち分を確認する訴えを東京地裁に起こした日です。
 
【朝】
 6時起床。今日は休日です。

【昼】
 

【夜】 
 

【雑記】
 コクド株問題について。
 堤清二が、株の名義人となっているコクドの大野俊幸社長らグループ役員27人を相手に「コクド株の大半は堤家の財産だ!=自分にも持分がある」と主張を始めた訳ですが、本来そういうことは、先代堤康次郎が死去、相続が発生した40年前に申し立てるべきもの。
 仮に堤清二の申し立てが正しい(本来は堤家の株があった)としても、実際の株券を持たず、配当も求めず、40年間クレームをつけなかったのであれば、他人の株と認定されてもかまわない旨の黙示の承諾があったと解すべきでしょう。今更返却を求めても、遅きに失しています。認められる可能性は低いのではないでしょうか。
 一方で、承諾などしていない!大人の事情でこの事実を伏せていたのだ!ということならば、こちらの方が問題です。コクドが行なってきたとされる40年間にも及ぶ法人税留保金課税回避の片棒を担いでいたということになるのですから。
 この場合は、堤家の持分について返還を求めるのは結構ですが、それならばコクドが脱税してきた法人税のうち、堤清二に責任が帰する分については支払うべきでしょう。時効となってしまった35年間分も含め、決算書を取り寄せて計算し、寄付すればいい話。その上で、堤家の所有分の株について堂々と主張すれば良い。誰も止めはしまい。
 自分の責任についてはスルーしながら、火事場になってグダグダ言い出すのは、いみじくもセゾングループを築き上げた男のすべきことではないでしょう。

 なお、下のリンク先は、留保金課税回避についての堤康弘(弟・豊島園社長)の談話。この人も留保金課税の回避は認めつつ、自分の責任は認めるつもりはないらしい。堤家…
 http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/feb/o20050216_10.htm


 留保金課税制度とは。 
 http://allabout.co.jp/finance/tax4ex/closeup/CU20031006F/index.htm